Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

2017年上半期に読んだ本のベスト5冊

2017年ももう半分終わる。次男も4月から保育園に通い始め、毎朝、そして毎夜、食事だ着替えだ登園だ風呂だと無限に続く育児ルーティーンであっという間に時が流れていく。自分の時間は仕事をサボりでもしないと取れない。

 

そんな日々でも、合間にちょこちょこと趣味の読書を挟んで自分の心の健康を保っていた。せっかくなので、2017上半期に読んで面白かった本をわずかだが振り返ってみようと思う。

 

◆老ヴォールの惑星

 

老ヴォールの惑星

老ヴォールの惑星

 

 

みんなこれが面白いことは知っていると思うけど、僕は今年の1月に読んだのが初見だったので改めて「面白かった」と言わせていただきたい。

続きを読む

自宅で飲み会のコース料理

友達二人が我が家に飲みに来ることになったので、普段はひとり飲みの時に作ってブログのネタにしているおつまみをいろいろ出してみることにした。

 

f:id:tojikoji:20170626145046j:image

 

作るのは、以下のメニュー。

 

◆ポテトサラダ
◆手羽元の棒棒鶏
◆砂肝とマッシュルームのアヒージョ
◆カツオのガーリックソテー
◆煮豚と味玉
◆〆のラーメン

 

18時過ぎに自宅集合予定だったので、昼のうちに買出しに行って準備し、子どもの相手をしながら煮豚やサラダを仕込んだ。

 

以下、当日の作ったもののレシピ。

続きを読む

【書評】僕らの心も操られてる?『心を操る寄生生物:感情から文化・社会まで』

 

心を操る寄生生物 :  感情から文化・社会まで

心を操る寄生生物 : 感情から文化・社会まで

 

 

先日読んだ『ゾンビ・パラサイト』が面白かったので、それ以来気になっていたこれも読んでみた。

 

 

tojikoji.hatenablog.com

 

より深く、広く、パラサイトという分野について書かれており、とても面白かった。

続きを読む

【書評】不安で仕方なくなる短編集『ウインドアイ』

 

ウインドアイ (新潮クレスト・ブックス)

ウインドアイ (新潮クレスト・ブックス)

 

 気持ち悪さばかり残る短編集。ただし、グロとかではない。

 

仕事で、たまに『うっかりミス』をする。そういうミスは、確認不足だったり、思い込みで誤った処理をしたりで、防げるケアレスミスがほとんどだ。

 

ミスをした後で、自分はなんであの時よく確認しなかったんだろう、何でこんな簡単なことに気付かなかったんだろう、と考えて自己嫌悪に陥る。
本書の短編を読んでいて感じるのは、そういった類の気持ち悪さ、居心地の悪さだ。

続きを読む

【書評】取り残されたものたちの哀歌『ヒルビリー・エレジー』

 

ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち

ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち

 

 

とても面白かった。Twitterのタイムラインで何度か見かけて、そのどれも評判がよかっただけのことはある。

 

本書におけるヒルビリーとは、アメリカの中央よりもちょっと東側に位置する「ラストベルト(錆びついた工業地帯)」と呼ばれる、アパラチアから五大湖周辺の地域に暮らす白人労働者たちのことを指す。ほとんどが18世紀ごろ移住してきた「スコッツ・アイリッシュ(スコットランド、アイルランド系の人種)」であり、特に「田舎者」という意味を込めてヒルビリーと呼ばれている。つまりタイトルを直訳すると「田舎者の哀歌」ということだ。

続きを読む