Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

【書評】魚にもやさしくなりたい。『魚たちの愛すべき知的生活』

魚たちの愛すべき知的生活―何を感じ、何を考え、どう行動するか 作者: ジョナサン・バルコム,桃井緑美子 出版社/メーカー: 白揚社 発売日: 2018/10/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 「食べられる?」「おいしそう」「かわいい」「珍しい」…

2018年下半期に読んだ本のベスト

今年は、長男6歳と一緒にゲームをたくさん遊ぶようになった。 スーパーマリオオデッセイに始まり、ニンテンドーラボの段ボールを組み立て、マイクラで家を作ってくれとせがまれ、今はポケモンLet's goピカチュウを休日の度に一緒に遊んでいる。めちゃくちゃ…

【書評】1/2の確率で、密猟アワビを食べているかもしれない衝撃『サカナとヤクザ』

サカナとヤクザ: 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う 作者: 鈴木智彦 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2018/10/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 暴力団の資金源といえば? と聞かれると、僕は安直に「賭博」「風俗」「薬物」…

【お題】うちで作るピザ

久々に、お題について。 我が家では、よくピザを作る。日曜日にも作ったばかり。 生地はホームベーカリーで作る。強力粉とか必要な材料を入れれば、45分くらいでモッチモチのおいしい生地を練り上げてくれる。

【書評】個人的にツボすぎなので次回作以降も全部読みます『半分世界』

半分世界 (創元日本SF叢書) 作者: 石川宗生 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2018/01/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る うわあああ凄い…!マジかこれ完全にツボすぎるだろもうずっと読んでたいよこの作品の感じ…もうこれ次回作…

【書評】これは…スタンド攻撃!?『ユービック』

ユービック (ハヤカワ文庫 SF 314) 作者: フィリップ・K・ディック,浅倉久志 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1978/10/01 メディア: 文庫 購入: 14人 クリック: 175回 この商品を含むブログ (107件) を見る 個人的に、ミステリーには2種類のパターンが…

【書評】小説よりも不気味な未解決事件に挑む『死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』

死に山: 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相 作者: ドニー・アイカー,安原和見 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2018/08/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る ちょっと前にネットを賑わせていた本書。アマゾン…

【書評】今だから読むべき一冊『サリン事件死刑囚 中川智正との対話』

サリン事件死刑囚 中川智正との対話 作者: アンソニー・トゥー 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/07/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 今年の7月にオウム真理教関連事件の死刑囚13人の死刑が一斉に執行され、メディアを賑わせてい…

第3回水戸黄門漫遊マラソンを完走してきました

一昨日の11月28日に、第3回水戸黄門漫遊マラソンに参加してきた。 人生において4回目のフルマラソン。1回目は水戸の第1回大会で、ボロボロになりながら完走してタイムは約5時間。2回目も水戸の第2回大会を大風接近の大雨の中走って、約4時間50…

【書評】アメフラシに癒しを求めて…『無脊椎水族館』

無脊椎水族館 作者: 宮田珠己 出版社/メーカー: 本の雑誌社 発売日: 2018/06/21 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (4件) を見る 個人的にツボ過ぎる一冊。僕が読書する理由は、こういう本に出合いたいからにほかならない。この面白さ…

キンダーメモリーというゲームに子どもたち3人ともハマっている

キンダーメモリー 神経衰弱 出版社/メーカー: ラベンスバーガー社 ドイツ メディア: おもちゃ&ホビー クリック: 1回 この商品を含むブログ (5件) を見る 我が家の子どもたちが最近はまっているテーブルゲーム。 テーブルゲームと言っても、これは2枚ずつ同…

【書評】バナナの皮は本当に危険です『とんでもない死に方の科学:もし〇〇したら、あなたはこう死ぬ』

とんでもない死に方の科学: もし○○したら、あなたはこう死ぬ 作者: コーディー・キャシディー,ポール・ドハティー,梶山あゆみ 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2018/06/07 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 目次を眺めているだけでも面白…

【書評】うわっ…この人のサメ好き、ヤバすぎ…?『ほぼ命がけサメ図鑑』

ほぼ命がけサメ図鑑 作者: 沼口麻子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/05/10 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る 前回読んだ、【書評】ドM科学者の異常な愛情『蜂と蟻に刺されてみた』 - Under the roof に続き、また…

【書評】ドM科学者の異常な愛情『蜂と蟻に刺されてみた』

蜂と蟻に刺されてみた―「痛さ」からわかった毒針昆虫のヒミツ 作者: ジャスティン・O・シュミット,今西康子 出版社/メーカー: 白揚社 発売日: 2018/06/07 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 個人的に、『生物学者の異常な愛情シリーズ』と…

ドライブキットと長男と私

Nintendo Labo (ニンテンドー ラボ) Toy-Con 03: Drive Kit - Switch 出版社/メーカー: 任天堂 発売日: 2018/09/14 メディア: Video Game この商品を含むブログを見る コレ、買おうかどうしようか迷っている。 面白そうではある。 ただ、ソフトは子ども向け…

Salt and Sanctuaryのニンテンドースイッチ版にハマっていたら水を差されたりした

ニンテンドースイッチで『Salt and Sanctuary』というダウンロード専用ゲームを買った。 ec.nintendo.com 「2D版ダークソウル」といわれているゲーム…というか、プレイしている限り完全に2D版ダークソウル以外に言いようがない。 まあ、実は僕はダークソウル…

【書評】絵よりもCGよりも想像力を掻き立ててくれる『世界を変えた100の化石』

世界を変えた100の化石 (大英自然史博物館シリーズ 1) 作者: ポール・D・テイラー,アーロン・オデア,真鍋真,的場知之 出版社/メーカー: エクスナレッジ 発売日: 2018/07/05 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る いい。凄くいい。 …

【書評】わたしの考えは、わたしのコミュニティにあります『知ってるつもり――無知の科学』

知ってるつもり――無知の科学 作者: スティーブンスローマン,フィリップファーンバック,橘玲,土方奈美 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2018/04/04 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (3件) を見る 何でも知ってると勘違いして思い…

2018年上半期に読んだ本のベスト

もう2018年半分終わるのか… ついこの間息子にクリスマスプレゼント渡したばかりの気がするし、4月に子どもたち3人とも保育園で進級したから既に新しいクラスになって3か月たつのに、いまだに前のクラスに連れて行きそうになるしで、いまだに体が2018年に慣れ…

【書評】渇きさえ感じるミステリー『サハラの薔薇』

サハラの薔薇 作者: 下村敦史 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/12/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 主人公である日本人考古学者の峰が、エジプトで発掘調査をしているところから物語は始まる。 今まで大した発掘の成果を発…

【書評】中国のSF作家はどれだけ未来を見ているんだよ…『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』

折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5036) 作者: 郝景芳,ケンリュウ,牧野千穂,中原尚哉,大谷真弓,鳴庭真人,古沢嘉通 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2018/02/20 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ …

【書評】人類が見てきた宇宙の歴史『天空の地図』

天空の地図 人類は頭上の世界をどう描いてきたのか 作者: アン・ルーニー,ナショナルジオグラフィック,鈴木和博 出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社 発売日: 2018/03/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見…

【書評】読めばきっと土星観光に行きたくなる『太陽系観光旅行読本:おすすめスポット&知っておきたいサイエンス』

太陽系観光旅行読本:おすすめスポット&知っておきたいサイエンス 作者: オリヴィア・コスキー,ジェイナ・グルセヴィッチ,露久保由美子 出版社/メーカー: 原書房 発売日: 2018/02/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る いい。めちゃくちゃいい。 …

【書評】我々は「ありえない」存在だ!『ありえない138億年史』

ありえない138億年史 作者: ウォルター・アルバレス,山田美明 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2018/02/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 地球の歴史をよく「46億年」と表現しているのを目にする。現在、人類が繁栄…

【書評】「面白さ」が濃縮された小説『ゲームの王国』

ゲームの王国 上作者: 小川哲出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/08/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見るゲームの王国 下作者: 小川哲,mieze出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/08/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) …

僕をSF沼に落とした5作

srdk.rakuten.jp 面白かった。 『古典は除く』『手に取りやすいように文庫化されているもの』この2つの縛りだけでとてもありがたい。 『戦闘妖精・雪風』と『火星の人』は既読で、当たり前だがどちらもめちゃくちゃ面白かった。雪風のほうは続編の『グッドラ…

【書評】『その家事、いらない。』共働き、子ども3人の我が家は、もちろん家事を削ってきました

その家事、いらない。 作者: 山田綾子 出版社/メーカー: ワニブックス 発売日: 2017/11/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 「その通り!」と感じることばかりだった。 我が家は夫婦共働きで、子ども3人の5人家族。先日6歳に…

【書評】ノンフィクションの法医学ミステリー『死体は嘘をつかない』

死体は嘘をつかない (全米トップ検死医が語る死と真実) 作者: ヴィンセント・ディ・マイオ,ロン・フランセル,満園真木 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2018/01/31 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 暗い感じの表紙だが、中身はとても面白…

【書評】霊長類研究と超エンタメSF『Ank: a mirroring ape』

Ank: a mirroring ape 作者: 佐藤究 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/08/23 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (5件) を見る 2026年、京都。テロや略奪行為ではなく、「人がそれぞれお互いに殺し合う」という謎の暴動が起こる。「Kyoto Riot」と…

【書評】関野吉晴ファン必見『カレーライスを一から作る』

カレーライスを一から作る: 関野吉晴ゼミ (ポプラ社ノンフィクション―生きかた) 作者: 前田亜紀 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2017/11/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る タイトル通り、武蔵野美術大学教授の関野吉晴氏が、自ら…