Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

ラーメン大好き息子さんの話

息子は麺類が好きだ。

ザ・幼児言葉である「めんめん」を用い、「息子はめんめん食べた~い」「今日はめんめんがいい~」としょっちゅう希望を出してくる。ドラフトなら毎回「第1回選択希望選手。息子。めんめん」だ。離乳食始めてから3歳の今日まで、息子のドラ1はず~っとめんめんなのだ。
今はほぼ大人と同じ料理を食べているので、担々麺とか刺激の強いものでなければ息子が食べたいというものを食べさせてる。だが、離乳食を始めてから2歳くらいになるまでは、なるべく味の薄いもの、刺激の弱いものをあげていた。

例えば麺類なら、うどんやそうめんは軟らかめに煮て、つゆも薄めてあげたりしていた。徐々に大人と同じ味付けにし、さらにはラーメンやスパゲティなど味付けや油の濃いもの、そばなどのアレルギーの可能性のあるものを試し、食事のレパートリーを増やしてきた。
なので今では殆ど気を遣うことなく大人と同じメニューを食べさせている。

そんな息子の食事情なのだが、親としては忘れられない「息子にとって初めての食事」がある。それは今年の頭に初めてラーメンを息子に食べさせた時だ。
それまでラーメンは、味も濃いし、ゆっくり食べていると伸びてしまうので、息子に食べさせるのは早いかなと思い、麺類はうどんばかりを食べさせていた。
だが、2歳も後半に差し掛かり、食事もほぼ自分一人で食べられるようになったので、今日のお昼はラーメンにしてみようかな…といった軽いノリで食べさせてみることにした。

ラーメンと言っても、サッポロ一番味噌ラーメンを普通に作り、上には余りもの野菜で作った野菜炒めを適当に乗せ、息子用には少しスープの味を薄めたものを出してあげた。

サッポロ一番 みそラーメン 5食×6個

サッポロ一番 みそラーメン 5食×6個


ただそれだけだったのに、息子は一口目を口にした瞬間に顔つきが変わった。普段はめったに見せない、集中力を発揮した時の顔をしていた。アニメのアンパンマンを見ているとき、新しいおもちゃを開封した時、そんな瞬間に見せる表情と一緒だった。

ごはん+味噌汁+焼き魚 のときの食事では見せないようなスピードで麺をすすり続け、あっという間に大人と同じ量の麺を完食した。
「パパのも少し食べる?」と聞くと「うん!」と小気味よい返事をし、取り分けてあげた麺を満腹感などまだ来ていないという涼しい顔ですすり続けた。
3歳児であるのにもかかわらず、明らかに大人よりも多く食べた。「おいしかったよ」と輝かしい顔で満足感を表す息子。パパママも思わずニッコリ。

空になったどんぶりを洗いながら、「ラーメンすげえ…」の言葉だけが頭の中を駆け巡っていた。