Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

列車

忘年会の続く時期だ。

大学の友達と2人きりで飲んできた。少し高めの焼き鳥屋で、お互い料理を味わいながら仕事と家庭の愚痴をこぼす。

ごくごく普通の内容。
自分は、あくまで自分は、学歴もない大した人間ではないけど、それでも周囲には使えない人間がいる、とか、妻は家庭のことを真剣に取り組んでないくせに、自分たちのことを槍玉に挙げ、自分は一生懸命やっているという話をする、とか。

飲み屋にいる、普通の中年男性の会話。面白くない。今思い出しても、面白くない。これは飲みに行った帰りの電車の中でiPhoneで書いてるけど、僕と友人が話していた内容は、誰がどう見てもつまらないと思う。

それでも、当事者だった僕は、とても大きな充実感を味わえた。たくさん吐き出して、たくさん笑って、それだけで満足。なんと単純なことか。

世の中を円滑に回すために、そんな息抜きが無数に必要なんだよ、ってわかった気になるのもまた同じ穴にはまっている気がするけど、それでいいと思う。年末くらいは。

仕事と家庭の愚痴に、少しの思い出話を混ぜて、帰りの電車で LOST IN TIME の『列車』を聴く。

列車

列車


いい年末だな、なんてひとりで思う帰り道。30過ぎて子供2人いてマイホーム持ちでも、そんなこと思うことはたくさんある。