読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

車輪の下でを想像する

日記 読書

これをポッドキャストで聞いたら面白かった。

 

www.tbsradio.jp

 

 

Twitterのタイムラインで目にして、気になったのでチェックした。
「『罪と罰』を読まない」という最近刊行された本の宣伝も兼ねてるのかな。これも面白そうなので気になっている。
 
超有名作品を読んでない人が、その内容をタイトルや様々なヒントから推察し、意見を出し合ってこんなストーリーなんじゃないかとでっち上げてみるという内容。この回のテーマ本はヘッセの『車輪の下で』

 

車輪の下で 光文社古典新訳文庫

車輪の下で 光文社古典新訳文庫

 

 

光文社古典新訳文庫で最近刊行されたやつで、タイトルも『車輪の下』じゃなくて『車輪の下で』になってる。

 

まず、読書好きなら『車輪の下で』読んでない人を4人集めるのは大変な気がする。
一応、出演者はみんな読んでないか、読んだけど遥か昔のことなので忘れてるか。ちょっと眉唾もんだけど、まあいい。
で、まずはタイトルから想像して、徐々にヒントを得ながら内容をどんどん組み上げていく。
 
出演者が話し合いながら内容を想像していく流れで、小出しにされる作者や作品の時代の背景や流行の情報の密度が濃い。時代と文学との流れから内容を想像する流れには、文学への造詣が深ければそういう展開で組み上げる方法もあるのか…と思わず唸る。
 
逆に、まずはタイトルからライトな想像をし「車輪て何のこと?何の車輪?馬車の車輪に轢かれる地を這う虫の話かな?」なんてイメージも出るので、そんな突飛な題材なのに有名古典文学として残っているならカフカの変身並にあらすじや冒頭場面が有名になってるだろうよ…などと聞きながらツッコミを入れるのも面白い。
 
好きな海外の古典小説について、読んだ読まないにかかわらず語り合う機会なんてそうそう経験できないと思うので、こうして人の話を聞いているだけでも面白かった。来週は読後の座談会も開かれるようなので、自分もささーっと読み返してみようかと思う。新潮文庫版しか持ってないけど。