Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

【お題】3歳の息子のお気に入りの一着

今週のお題「お気に入りの一着」

 

3歳の息子には、着るものに対するこだわりがある。

最近のお気に入りは、チェックのネルシャツ。父方、母方両方の祖父母から送られたシャツを3種類くらい持っており、タートルネックの長袖Tシャツの上に羽織って保育園に行っている。パーカーやフリースやカーディガンなんかも持っているのだが、息子はロンT+ネルシャツの組み合わせにこだわりがあり、ほぼ毎日その組み合わせを着ている。

 

先の休日の朝、その日もロンT+ネルシャツスタイルだった息子。僕もスエットから私服に着替えながら「今日はパパの実家にでも遊びに行こうか?」と息子の大好きなじいじばあばに会いに行く提案をしてみた。

 

すると、息子は僕がチェックのシャツの上にカーディガンを羽織るのを見て「…ん?パパ、これは何を着たの?」と聞いてきた。

「シャツは息子と一緒だね。パパがシャツの上に着てるのはカーディガンだよ」と答えると「カーディガン?息子もこれがいい!こうやって着たい!」と、今のロンTの上にネルシャツを羽織るスタイルではなく、ネルシャツをボタンとじで着た上にカーディガンを羽織るスタイルにしたいと訴えてきた。

 

ふーん、着こなしにまでこだわりが出てきたか…なんて思いながら、じゃあカーディガン着てみようかと息子の服の棚を探し、これでいいかな?と今着てるシャツに合いそうなカーディガンを見せる。すると、息子は急に恥ずかしくなったのか顔を隠したりちょっとふざけたりし始めた。初めての「自分流」コーディネイトにどうしても恥ずかしくなってしまったようだ。パパが言うから仕方なく着替えるよ…みたいな雰囲気を出しながら、念願のネルシャツ&カーディガンスタイルになった。

 

「息子、かっこいいね!お洒落だね!」とパパママが褒めると、かなり恥ずかしそうに体をクネクネさせて返事をしてくれなかった。やっぱりとても恥ずかしいらしい。家を出るときまでちょっとおどけた感じでいたので、今日は終始こんなお調子者の感じかな…なんて思いながら車で実家へと向かう。

 

実家に着くと、大好きなばあばが息子を出迎えてくれた。車のドアを開け、チャイルドシートを外し、外に出た瞬間「ばあば、見て。これ。かっこいいでしょ?」とカーディガンの胸元を手でつかみ、ドヤ顔で今日のコーディネートを自慢していた。ばあばには恥ずかしい様子は微塵も見せずにコーディネート紹介か…と、息子のアピールの使い分けに僕は横でニヤニヤすることしかできなかった。

 

その日以来、息子の勝負服(基本ばあばに会うときとかだけど)は、ネルシャツ+カーディガン。保育園でも、おそらく先生やお友達に自慢していることだろう。