Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

大好きなお友達と、個人プレーの話

今日は、妻の友達が子連れで遊びに来てくれた。

 
妻の学生時代からの友達で、今ではお互いママになったのでママ友でもある。
 
子供たちの年齢も近く、うちは上が3歳の男の子、下が1歳の女の子なのに対し、あちらの家族は上が4歳の男の子、下が2歳の女の子で、1歳差だけど同じ兄妹構成だ。
 
ママにとって大切な友達であるのと同じく、息子にとっても4歳の男の子の方が大切なお友達のようで、昨日の夜に「明日は、〇〇くんが遊びに来るよ」と伝えると「やった〜!明日〇〇くんとプラレールで遊ぼう!」と、嬉しさを爆発させていた。
 
そして今日、まず、朝目覚めた瞬間に「〇〇くん来るかな〜?」と、まだ朝の7時過ぎで自分も朝食すら取ってないのに早く来て欲しい気持ちを先行させ、その後は5分おきくらいに「〇〇くん、まだ来ないかな〜」と何度も何度も繰り返していた。
こんなに楽しみにしている息子の姿は久々に見る。それくらい、そのお友達が遊びに来るのが楽しみなようだ。
ようやく11時頃、お友達家族が到着。息子は玄関から外に飛び出して行き、庭先にてお出迎えをしていた。息子の嬉しさが伝わってきて、こちらもニコニコしながら息子とお友達が遊ぶ様子を見守る。
 
だがここで、徐々に微笑ましさが少しずつ捻れていくのを感じる。
お友達の〇〇くんは、自宅から仮面ライダーのオモチャを何点か持ってきていたのだが、それを見るなり息子は心奪われ、お友達そっちのけでひたすら仮面ライダーのバイクやソフビをいじり倒していた。
逆に、お友達の方はうちに置いてあるオモチャが目新しいらしく、プラレールやトミカでひたすら遊び始めてしまった。
 
まさかの個人プレーの応酬に困惑する親たち。まるで、メンバーはそこそこ豪華なのに集めてみると連携がうまく取れないひと昔前のスペイン代表のサッカーのよう。
 
その後、お互いオモチャに飽きると、「パパ〜、マイク(モンスターズインクのマイクのこと)見た〜い」と息子が言うので、先日録画しておいたモンスターズユニバーシティの録画を流すと、あとはただ座って映画鑑賞しているだけになった。大人が見る限り、全然一緒に遊んでいると言えない。
 
だが、本人たちは大満足だったようで、帰り際は少し寂しそうに「また一緒に遊ぼうね〜!」とお互い叫びながら別れていった。
 
小さな子供たちには、大人にはわからない絆があることを、よく肝に銘じておくべきだなと感じた1日だった。