Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

温泉宿がオープンするニュースを見て、息子は羨ましそうに呟いた

今朝、朝食後にテレビを見ていたら、東京大手町に地上17階建ての温泉宿が7月にオープンするというニュースをやっていた。

それを見た息子が、和やかな口調で「パパ、ママ、温泉だってよ…フフフ…」
 
いいな~、休暇取ってゆっくり温泉行きたいな~、的な口調だった。疲れたサラリーマンか。
 
息子は温泉やスーパー銭湯などの「大きなお風呂」が大好きで、先日も家族で昼間公園で遊んだあと、家の近くの日帰り温泉に行ってきた。
 
激しい公園遊びでたくさん汗をかいた帰りに、今日はせっかくだから大きなお風呂に入りに行こうかと言うと、息子は大喜び。
「おっきいお風呂行くの!早く行きたいの!」と公園から帰る時からテンションが上がっていた。遊んでいるときよりテンションが高いくらいだ。
 
入浴後、冷たいポカリスエットを飲んでご満悦だった息子。公園遊びで汗をかき、その後温泉で疲れを癒し、締めに冷たいドリンクを一杯。なんて優雅な休日だろう。
 
そんな温泉大好きな息子なんだが、以前は大きなお風呂は嫌がって入ろうとしない時期があった。
 
約1年ほど前、家族旅行で神戸へ行き、有馬温泉に宿泊した時のこと。
 
観光を終え、夜に息子と二人で温泉へと行ったところ、脱衣所までは息子は普通に来たのに、いざ服を脱がそうとするともじもじして嫌がるそぶりを見せる。
どうやらたくさん人がいるところで、普段とは全然違うお風呂に入ることにビビってしまったらしい。
 
いや、お風呂だよ、おっきいお風呂だよ、早く脱いで一緒に入ろうよ、と言うと、息子は「入らないの…汚れてないから入らないの…」と、自分の体は汚くないから入る必要がないと言い出した。
 
当時まだ2歳だった息子。2歳児なのに「汚れてないからお風呂入りたくない」という言い訳をしたのに驚いた。
風呂=体の汚れを落とすもの。だから汚れていない自分はお風呂に入る必要がない、という連想力。こんな言い訳で思考する力がついてきたことを親に見せつけないでほしい。こういうときぐらい無邪気なほうがいい。
 
何度温泉に入ろうと促しても、「汚れてないから入らないの…息子君はここで待ってるの…」とナヨっとした言い訳を続けていた。流石に脱衣所まで来て引き返すのは嫌だったので、「ここで待ってるとパパとはぐれて迷子になっちゃうよ」的なことで言い聞かせ、何とか服を脱がせて入浴まではこぎつけた。
 
いざ温泉に入ると、息子は嬉しそうに「パパ!おっきいお風呂だね!!」とテンションが上がりまくり。さっきまでの切なくも悲しい雰囲気は何処に行ったんだ。「あの子はオレよりあいつのほうが好きなんだ…」的なもの悲しさを湛えていたのに、ずいぶん切り替えが早い。
 
結局温泉を楽しみ、風呂上がりの牛乳も満喫した息子。それ以来、温泉やスーパー銭湯などの大きなお風呂は大好きになってくれたようだった。