Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

小さすぎて逆にいいと感じた水族館『山方淡水魚館』

昨日、茨城県常陸大宮市にある「山方淡水魚館」へと家族で遊びに行ってきた。

 

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ものすごく小さいが、一応「水族館」である。想像していたよりも2割り増しくらいで小さかった。入り口から出口まで駆け抜ければ10秒かからないと思う。公式な水族館だと日本一小さいんじゃないだろうか。

 

名物は館内入ってすぐの水槽に展示されている特別天然記念物オオサンショウウオ。

水槽が3つあってそれぞれに一匹ずつ入っている。

 

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で、どれもデカい。

写真だとわかりにくいが、一番大きいもので体長115㎝。5歳の長男の身長よりも大きい。頭のサイズは明らかに1歳の次男よりも大きかった。

 

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サンショウウオの水槽より先に進むと、「淡水魚館」の名のとおり、近くを流れる久慈川水域で見られるような魚たちの展示水槽が並ぶ。正直10分あれば全部見れるレベルで、デカいペットショップのほうが楽しめそうとも思う。

 

ただ、建物として非常に味があるので僕は好きだ。ショッピングモール内のペットショップにある、「暇だから買い物ついでに覗いていくか」って感じで入り、近くにいたハイテンションなカップルが犬猫小動物のコーナーを見て「かわいい~!」とはしゃぐような雰囲気とは真逆の、薄暗く華やかさのかけらもない、研究室のような冷淡さを感じる館内。妙に落ち着く。

 

子どもと行くなら、「水族館行こう!」と言って誘い出すとかなりガッカリされると思うので、なんとな~く「おさかなでも見ようか…?」的なノリで行く方がいいと思う。とにかく期待をしないのが一番。繰り返すが、僕はそんなこの建物が好きだ。

 

淡水魚館を出ると、隣にある駐車場の敷地内でミニSLを乗ることができる(淡水魚館のレシート提示)。

これが意外と本格的なミニSLで、本物のSLと同様に石炭を入れて蒸気で走るタイプ。近寄ると蒸気と石炭の燃える匂いが漂ってくる。

 

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汽笛も「シュオォォォ!」と本格的な音を鳴らしてくれる。大人としてはこっちの方が面白く見れた。これも味があって非常に良い。オジサンが運転してくれてシュール。

 

近くには常陸大宮市の道の駅があるので、帰りに寄ってジェラートを食べてきた。子ども的には淡水魚館でまったりし、SLで少し喜び、道の駅のジェラートと広場遊びで大満足してくれたようだった。結局は道の駅最強ということだ。