Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

キンダーメモリーというゲームに子どもたち3人ともハマっている

 

キンダーメモリー 神経衰弱

キンダーメモリー 神経衰弱

 

 

我が家の子どもたちが最近はまっているテーブルゲーム。


テーブルゲームと言っても、これは2枚ずつ同じ絵柄のカードが66枚入っているだけのカードセットになっている。


つまりこれで遊べるのは「神経衰弱」のみ。裏返して並べ、2枚めくって同じ絵柄が揃えば獲得できる、ただそれだけのゲーム。トランプで遊ぶよりも、絵柄が個性的で面白いので少しマシかな、ってレベル。


大人がプレイすると当然退屈…と思っていたんだが、意外とそんなこともない。
正直神経衰弱って大人になってからは全くやらなかった(てかトランプ自体やらなくなるよね)んだが、子どもたちと勝ち負けとか気にせずに遊んでみるとかなりリラックスできることがわかった。


記憶力を使うためか、余計なことを頭から追い出すことができて、遊んだあとは意外とストレスが解消されている気がする。なので仕事や人間関係に疲れた大人たちに結構おススメだったりする。


6歳の長男と4歳の娘にとっても当然面白いらしい。
ルールが簡単で複雑な戦略もなく、勝ち負けによる達成感もある。このくらいの年齢の子どもたちにやらせるにはちょうどいい。


そんな大人にも子どもにもwin-winなこのゲーム。ここのところほぼ毎晩、寝る前に子どもたちと遊んでいる。


子どもたちのために手加減して遊ぶ…というわけでもなく、僕みたいなおっさんよりも6歳の長男の方が記憶力は圧倒的によいので、普通にやっても負けてしまうことが多いくらいだ。
長男が勝てば嬉しそうだし、負ければ悔しさからまたやろうと言ってきてくれる。大人にとっては、そんな感じで目をキラキラさせながらプレイしている子どもたちを見ているだけでも楽しい。確実にストレスからリフレッシュさせてくれる。


4歳の長女は、一応ルール通りプレイしてはいるのだが、まだ集中力が甘いということもあり、長男に比べるといつもカードの獲得数が半分くらいになってしまう。


だが、人一倍負けず嫌いで思い通りにならないと感情を溢れさせる長女は、ゲーム後半で残り6枚程度になり、配置もほぼ記憶しきった長男が連続で残りのカード全てを連続で一気に獲得したりすると、「娘ちゃんもやりたかったぁぁぁぁぁあ!!」と大声で泣いて悔しさを爆発させてくる。寝る前なのに大声で号泣。アパートだったらクレーム来てるレベル。


最初の頃は「そんな負けるたびに泣くんならもうやらないよ」と伝えていた。神経衰弱程度で負けて泣いていては将来的にも不安だ。
だが、最近は何を言っても負けたら最後に泣くので、もう泣くなと言うのは諦めてしまった。むしろもう何十回も遊んでいるのに、いまだに負けたら泣くんだ…という愛らしいようなただ半笑いで見ているようなそれでいて呆れているような、そんな複雑な感情で僕は娘を見ている。こんなすぐに泣けるのは逆にすごいのかも…なんて考えながら。


で、さらにここ数日は2歳の次男もこのゲームに参加してくるようになった。
まだほぼ喋れない次男なんだが、兄と姉が遊んでいるのを見てきたためルールをある程度理解したのか、ちゃんと「自分の順番が来るまで待ち」、「順番が来たらカードを2枚だけめくる」ことを守れるようになった。


めちゃくちゃにカードをめくったり、持ち去ってしまったりといった妨害行為をせずにニコニコしながら自分の番を待っているので、今やママを除いた家族4人で和気あいあいと神経衰弱に興じるのが我が家の夜の過ごし方になっている。


まあ、次男は「同じ絵柄を揃える」については理解しきれていないようなので、何度も手近のカードばかりめくって「また飛行機のカードじゃん!!」と6歳時と4歳児からツッコミを食らっている。