Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

長男と男二人キャンプデビューしてきました

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先日、7歳の長男と男二人キャンプを1泊でしてきた。
長男はキャンプデビュー。前日から楽しみで仕方なかったらしく、自分の着替えなどをリュックに詰め込みながら、何して遊ぼう、何を食べよう、焚き火やりたいなとずっとウキウキモードでいてくれた。

利用したのは常陸大宮市やすらぎの里オートキャンプ場。

www.nap-camp.com


10区画しかないキャンプ場なんだが、各区画は生け垣のようなもので仕切られており、どの区画も充分な広さ。車を停めて、タープとテントを張っても結構余裕があった。2ルームテントも余裕そうで、1区画にテント2つ張っているグループもいた。ソロ2人で行くのもアリな感じだ。
区画数が少ないおかげか、水場やトイレにも近く、洗い物したいときの利便性も高い。1サイト1泊2,000円くらいでこれなので、かなり安い。

到着後、まずは設営。長男には王道のペグ打ち手伝いをしてもらった。
しかし、地面が粘土質なのか異様に固く、長男は両手で一生懸命ペグにハンマーを打ち下ろしていたが半分も入らず。仕方なく最後は僕がペグを打ち込んだが、それでも長男は楽しそうだった。

設営完了後、長男と一緒に園内散策。大きな公園内にキャンプ場が併設されている感じなので、アスレチック的な遊具が充実している。1回200円かかるがブレーキ付きのソリみたいなもので滑り降りる「スポーツスライダー」っていうのがあって、長男はハマったのか3回も遊んでいた。スタート地点まで階段を上るのがつらいが、結構スピードが出るのでスリルがあって楽しい。

暗くなる前に近くの温泉施設までお風呂に入りに行き、戻ってから本格的なキャンプタイム。

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まずは焚き火を起こした。
とにかく気をつけてくれ、火傷だけはしないように手袋をして、ゴミ拾いの時とかに使うデカいトングみたいなやつで慎重に薪を足していってくれ。もし火傷したら台無しだから!休日の夜だから病院もやってないから!とにかく気をつけて!!と口うるさく言ってしまったが、そんな親の余計な心配をよそに、長男は楽しそうに燃える薪の位置を調整したり、新たな薪を追加して焚き火を楽しんでいた。やっぱり焚き火は楽しいらしい。本能が呼び起こされる。

晩ご飯。キャンプの醍醐味はBBQ的な豪快なメニューだろ言いたいが、長男は肉全般が苦手。キャンプ前に何度も美味しそうなBBQメニューを提示したんだが、長男は頑なに「キャンプの夜ごはんはラーメンがいい」と言っていたので、長男にはサッポロ一番醤油味。事前にラーメンに入れる野菜を家でカットしてきたので、現地では鍋に湯を沸かして麺と野菜を投入するだけという超簡単な方法で済ませられた。
僕のほうはお酒が飲みたいので、長男とは別でおつまみ作り。この日は手羽元でカオマンガイと、エビとマッシュルームのアヒージョを作った。

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晩ご飯を食べ終えた長男は、ご満悦で焚き火をいじり、定番のスモアを食べ、その後はひとりテントに入ってニンテンドースイッチタイム。普段は下のきょうだいたちに邪魔されるため、晩ご飯後にゆっくりゲームなんてできないんだが、今日は男二人の自由時間。僕は焚き火を眺めながらビールとアヒージョを楽しみ、長男はテント内という自分だけのスペースでゆっくりゲームを楽しんでいた。
キャンプに来たのにゲーム?って面も確かにある。しかし、テントサイト作りも外遊びも焚き火もアウトドアごはんもひとしきり楽しんだ。だからこそ、そのあとのゆっくりとした時間をあえて外でゲームするという非日常を経験するのは楽しかっただろう。何をしたって自由だ。後から長男に聞いてみたところ、焚き火もごはんもゲームも全部最高だったと言ってくれた。

寝る前に長男とスマブラで対戦し、最後の最後は接待プレイで長男に勝たせて満足した状態で就寝。遊び疲れたのか長男は寝袋に潜り込んだ直後に眠りに落ちていた。テント内で寝袋で寝る経験だって初めてのはずなのに、すぐ寝れるんだから凄い。

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翌朝。6時前に起床し、朝食はホットサンド。朝食後に長男はまた公園内に遊びに行き、自分はサイトの片付け。
僕は片付けに向いているようで、特に苦もなくサクサクと片付けることができた。テントやタープをきれいにたたむコツを前回のキャンプの時点で掴んでいたらしく、大きく広げた自分のサイトがきれいに片付いていくのが楽しかった。キャンプが終わるという寂しさはあるが、次回また使おうという道具への愛着も感じていい気分で片付けを終えることができた。

長男との二人きりのキャンプを終えて、どうやら僕は「誰かを楽しませるのが好き」らしいことに気付いた。自分がゆっくりするよりも、長男がやりたいという焚き火やペグ打ちを自由にやらせて喜んでいる姿、食べたいというラーメンを作ってあげて美味しそうに食べている姿を眺めるのが楽しい。非日常を全力で楽しんでいる息子の様子を見ることこそが、自分自身の日常からの解放になった。

長男は今小学1年生なんだが、こんなことならもっと早く連れてくればよかったという変な後悔がある。こんなに楽しんでくれるなら、もっと早く一緒にキャンプするべきだった。子どもの成長は早い。あと何回一緒に来てくれるだろうか。これからも、心からキャンプを楽しんでくれるだろうか。僕自身が長男を通して楽しむという依存した悦びを見出してしまったがため、歪んだネガティブささえ生まれてしまった。
いや、近いうちにまた行けばいいだけだ。また行こう。どんどん行こう。