Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

弱々しい初雪

晴れて暖かい日が続いたこの冬だが、今日は空気が張り詰めたような寒さで、午前中仕事をしていると窓の外にチラチラと白いものが舞っていた。

今年初めての雪。もともとそんなに雪の降らない地域なので、少し雪が降っただけでも僕らは狼狽する。

雪で思い出すのは、息子が初めて雪で遊んだ日のこと。2年前、2014年の2月、雪が久しぶりに5センチほど積もった。この地域ではかなり久々で、記録的なくらいの雪だ。たまたま仕事が休みの日だったのでよかったが、平日だったらとてもじゃないが職場に辿り着く自信がなくなるくらいの雪。雪が降ってもいいように毎年スタッドレスタイヤを装備してはいるんだが、それでも少し降っただけで運転が恐怖に変わる。これは僕がビビリだからではない。この辺の人はみんながそうなのだ。たまに危機感のない、雪でも御構い無しの人はいるが、そんな人は大概僕が家から職場に至るまでの30分ほどの道のりでガードレールにめり込んでらっしゃる。誰も傷つかないことを祈るだけだ。

そんな2年前の豪雪(5センチ)の日、当時1歳半の息子はまだほとんど喋れないながら、雪を見て『僕は今興奮している!』的なニュアンスを感じさせてくれた。あの白いものに触れたい、そんな意欲をパパママに伝えてきた。

寒いから室内にいたいというパパの意向はひとまず退け、息子と一緒に外に出ると、砂場用の小さなシャベルを握り、笑顔で雪を掘り返しまくる遊びを始めた。パパはすぐに凍え、早く家に入ろうよと言っても全く聞く耳持ってくれない。それくらい息子にとっては楽しかったらしい。

子供は雪が好きだというのは充分理解しているが、それが1歳児から好きだとは思っていなかった。今年はどうやら暖冬なようなので、雪遊びの機会があるかわからないが、今度は1歳の娘もどういう反応をするか楽しみにしたいと思う。