Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

キズパワーパッドの良し悪し

3歳の息子が、膝の擦り傷を悪化させて『とびひ』になってしまった。

BAND-AID(バンドエイド) キズパワーパッド ふつうサイズ 10枚

BAND-AID(バンドエイド) キズパワーパッド ふつうサイズ 10枚


公園で遊んでいる時に作った、膝小僧の擦り傷。息子はかさぶたができるたびに剥がしてしまったため、どんどん治りが悪くなりジュクジュクした傷になってしまった。
この時点で病院に連れて行けばよかったのだが、傷口を引っ掻かないようにすれば治るだろうと大きめの「キズパワーパッド」を買ってきて傷口を覆うように張ったのがいけなかった。

傷口を湿った環境に保つことにより、傷の治りをよくするための所謂『ラップ療法』というのが最近は一般に浸透しつつあり、実際病院の治療でも被覆材などの専用のテープ等を用いて処置することがある。

なので、キズパワーパッドで傷口が湿った状態をキープできれば治るんじゃないかな…なんて考えて貼ったら、傷口はふやけたままで治る気配がなく、さらに傷周りに絆創膏負けした肌荒れが出来てしまった。傷口はジュクジュクのまま、傷周りはボツボツというかなりかわいそうな状態になってしまい、慌てて病院へ。

結果、キズパワーパッドの中で繁殖したバイ菌が傷の治りを妨げ、さらに傷口から出た汁により周囲を肌荒れさせてしまっていたということが分かった。

皮膚科の先生からは
・キズパワーパッドで治る怪我もあるけど、それは傷口が清潔に保てる場合だけ。
・傷口から出てる膿のせいで傷の周囲が『とびひ』になってしまっていて、反対の足にもとびひの傷が出来てる。
・傷口を掻いた手で体のほかの部分を掻くと、そこに『とびひ』が出来てしまうので、傷口を触らせないようにする。
・炎症を抑える薬と菌を退治する薬を処方するので、ガーゼに薬を塗って患部に張る。
・ガーゼを貼ったら、傷を掻かないように包帯で足を広めにグルグル巻きにする。
・これを1日2回、朝晩交換する。
・お風呂は入ってもいいが、子供たち2人を一緒にお風呂に入れない。でないと下の子に伝染る。

という指示をいただいた。

病院で薬をもらってから3日目。かなり良くなってきたので今は胸を撫で下ろしているが、両足を包帯でグルグル巻きにされている息子の姿を見るのが痛ましかった。
子供がかわいそうなだけでなく『ガーゼを切る→薬をガーゼに塗る→患部に張る→包帯でズレないようにぐグルグル巻きにする』という作業はとても時間がかかるので、処置される間、じっと座って待っている息子は大変だし、朝の忙しい時間に10分近くこの処置に費やさなければならないので親もバタバタする。

結局、こうなる前に正しい処置をしておくことが重要。小さな傷でもすぐに治らなかったなら、自己判断で処置をしないほうが大切。息子の痛ましい姿を見てそう感じた。