キッチンに置いてあったカステラを食べられた。
犯人は彼女だ。
その顔やめてほしい。
うちでは3匹猫を飼っている。3匹ともメス。
2匹は痩せているんだが、この子だけは太っている。腹なんかタプンタプンだ。
猫たちのごはんはいつも用意してあるんだが、たまに空になっているのに気付かずに放置してしまうことがある。
そんな時、お腹がすいたら「ニ゛ヤ゛アアン!ニ゛ヤ゛アアン!」とにゃんちゅうみたいなダミ声を張り上げて「ごはん入ってませんけど!」アピールをしてくれる。
だが、カステラをつまみ食いするこの子は、アピールせずに勝手にキッチンに置いてあるものを食べてしまう。
カステラだけでなく、夕食後に残った卵焼きやウインナーなどを、目を離したすきに奪ってハグハグ言いながら食べている。焼き魚の骨や皮を奪っている様はまさに泥棒猫だ。
先日は、フライドチキンの骨をゴミ箱から奪い取って味わったらしく、風呂から出てきたらキッチンの床に鳥の骨が落ちていて「ヒイッ!!」と驚いたことがある。
床に転がった骨。ジョジョだったら「ゴゴゴゴゴ」の効果音とともに「なんでこんなトコに骨が落ちてんだよぉぉぉ~っ!?こんなんでオレがビビるとでも思ってんのかぁぁぁ~~っ!?」って冷や汗かきながら強がるセリフ吐いてスタンドを繰り出すところだ。
「僕はボーン・コレクターか」と心の中でツッコミながら骨を片付けた。ちなみにボーン・コレクターはまだ読んだことがない。ジェフリー・ディーバーは『コフィン・ダンサー』が最高傑作らしいが。
何はともあれ、猫だって太りすぎはよくないし、カステラみたいに甘いものを食べるのはもっとよくない。ダイエットのためにも、また猫じゃらしを飼ってきて運動させてあげなきゃなと思った。