Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

第2回 水戸黄門漫遊マラソンを台風接近の大雨のなか完走しました

昨日、台風22号が関東へ接近する中、第2回水戸黄門漫遊マラソンを走ってきた。

 

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同日開催予定だった横浜マラソンは前日(28日)のうちに「開催中止のお知らせ」が発表される中、27日時点で「第2回水戸黄門漫遊マラソンは開催します」とはっきりと公式ホームページに発表されていた。

 

台風接近の情報が刻一刻と変化する中、早めのこの決断。大丈夫なのかよ…?という意見がTwitter上でも散見されていた。

 

もちろん、雨でも走りたいという人は多かったとは思う。
各地で開催されるマラソン大会の参加申し込みフォームにはほぼ確実に『雨天開催(荒天時中止)』等の標記があり、雨では中止にならない。だが今回は台風接近。直撃すれば間違いなく『荒天』になるので、大会主催側の判断が問われるケースだった。

 

ただ、台風接近だけではない不安要素が僕にはあった。
単純な「練習不足」だ。昨年も「水戸黄門漫遊マラソン」に参加し、僕にとってはそれが初フルマラソンだった。タイムは5時間切りを目標に、数か月前から練習を重ねたが、結果は5時間7分というタイムで目標達成ならず。

 

昨年は大会前に毎週末20キロを走りこんでいたのに(平日も7キロくらいをコンスタントに走っていた)、結果は5時間オーバー。30キロ過ぎからはほとんど足が上がらなくなり、かなりの距離を歩いて進まざるを得なかった。
自分のなかでは「結構練習した」感覚があった中での惨敗。今年はもっと頑張らないとダメか…と、より走り込みを強化して挑まないとなとは思っていた。

 

が、今年は10月に入ってから雨続きで、週末に長距離を走るというプランが大幅に狂ってしまった。

重ねて子どもたちが保育園で風邪を貰ってきては僕やママもうつされて、ずっと鼻水出たり咳をしたりで体調がずっと整わないままだった。
結果、10月中の走行距離がトータルで50キロ程度。フルマラソン1回分程度の距離を何回かに分けて走っただけ。
こんなんで雨の中フルを走れるわけねえよ…とただただ不安しか感じていなかった。だからこそ、いっそのこと大会中止になっちゃえばいいのに…とも思っていた。

 

しかし、大会は開催決定。仕方ない、出るからには、準備が大切だ。
というわけで、以下が完走するための悪あがきとして購入したアイテムたち。

 

カジメイク レインスーツ セパレート クリアS 1500
 

※実際には、100均の雨ガッパの上半身部分だけ 

雨対策の帽子 

こちらも雨と寒さ対策に手袋 

練習不足の不安払拭に、スポーツタイツ 

 

とにかく効果が大きかったのが、スポーツタイツのCW-Xだった。昨年はとにかく後半足が上がらなくて辛かったので、膝やふくらはぎをサポートしてくれるというこのタイツを、少し値が張るが思い切って購入してみた。


これが大正解で、テーピングされているかのように膝や腿が引っ張られて戻る感覚。マラソン後半になればなるほどその効果が顕著で、去年感じたほどの膝の痛みは最後まで出なかった。
やはり練習不足はたたって、途中途中でとぼとぼ歩く時間はあったのだが、それでも何とか残り3キロ程度は止まらずに走りきることができた。CW-X様々だ。

 

雨ガッパは、間違いなく用意しておいて正解だった。スタート時点では9割くらいの人が、雨ガッパかビニール袋に穴を開けて作ったポンチョ的なものを着ていたが、これはやはりスタート前の体の冷えを防ぐという点で有効だった。10月末の雨はすでに冷たい。

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スタート後、数キロ走って体が温まってきたころに雨ガッパを捨てる(給水所のごみ箱に捨てたり、沿道のボランティアに捨てるのをお願いいしたり)人が結構いたが、僕は最後まで着たままで走り切った。

 

実際3キロ過ぎくらいからは体が温まってきたので、カッパ着てると暑いな…捨てようかな…というのは頭によぎったが、台風接近中のため雨の強弱が刻々と変化している点と、30キロ過ぎに今と同じペースで走って体温を維持できるかが心配だったので、序盤は少し我慢して着ていたのだがこれが大正解だった。

案の定途中で雨がとても強くなることがあり、その都度フードを何度も被りなおした。ランニング用の帽子も被っていたのだが、耳や後頭部にかかる雨粒もなかなかにストレスだったので、フード付きの雨ガッパを捨てずに着続けたのは正解だった。

 

完走タイムは、4時間50分。目標の5時間切りを思わず達成することができた。完走できれば御の字と思っていたので、この結果は嬉しい。次回は4時間30分切りという目標もできた。晴れてれば、の目標だけど。

 

完走後、一緒に参加した人たち(雨なので走る前に棄権した人もいたが…)と水戸市内のスーパー銭湯に寄って、体を温めてから帰宅。
走っている間は、こんな雨の中いったい何をやっているんだろうという思いもよぎったのだが、台風接近中にもかかわらず沿道にはたくさんの人が応援に来てくれていた。月並みだけど、これは本当に力になった。
うちの長男(5歳)くらいの男の子が、沿道で傘さして雨ガッパ着て「かんばれー!」って声出しながらチョコレートを渡してくれたのにはグッと来てしまった。この状況で走っていなければ味わえなかった感情。

 

来年もきっと出るかな。第1回から参加してるので、何回続けて出られるか、頑張ってみたいと思う。