Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

『這い寄る混沌』って生後5ヶ月くらいのことかなと思った話

生後5ヶ月となった息子。

 

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後ろ姿が面白い。

 

寝返りの動きはだんだんと機敏になってきて、床に寝せるととりあえずスッと寝返りし、首をもたげて周囲を見渡している。何も警戒するものなどないだろうに、むしろ安心して横になっていてほしいのに、すぐさま寝返りして周囲を見渡している。むしろパパは君に警戒しているよ。


仰向けでじっとしていることが少なくなってきたのだが、相変わらず後頭部は布団などに擦れて接触面だけがハゲたままだ。頭頂部ばかり毛が伸びる。抱っこしてると鼻をくすぐる。正直不快。

 

そして、最近はズリズリと、その場から少しずつ動くようになってきた。

 

赤ちゃんの「ずり這い」は、動き始めたばかりの頃は前に進むことができない。

 

腕を突っ張る力を利用して、その場でクルクル方向転換したり、少しずつ後ろに下がったりする。「後退」と「旋回」から始まるわけだ。人間の壮大な一生のスタート時期としては、どうも相応しくない感じをいつも感じる。もっとグリグリと強引にでも前に進んできてほしいものだが、それはまだ少し先の話になる。腕力を後ろ方向に流せないから、前進できない。今はまだ、後退でさえごくごく遅い速度でしか動けない。

 

赤ちゃんが動き出すことに関して、すでに3人めの子育てとなっている我が家にとってはあまり新鮮味がない。ああ、この時期が来たんだな、って、ただただそんな感じ。

 

むしろ動き始めたことによって感じるのは「また大変になったな…」という重荷だ。これで、床には下手なものを置けない。レゴブロックとか置いてたら食べられる危険がある。気を抜けない。

 

動きこそ遅いが、この時期の赤ちゃんの手と口の速さは侮ることができない。気づけは手の届く範囲のものをガッチリ掴んで口元へ運んでいる。抱っこしている僕の手の指とか、自分のスタイとか。たまに自分の足を掴んで口に持っていっている。身体の柔らかさにビビるし、つま先を口に入れるのはウロボロスの蛇のようだ。御利益がありそう。

 

赤ちゃんは口で物体の感触を確かめる。我々大人にとって最も繊細な触覚を持つ器官は指先だが、赤ちゃんにとっては口が最も繊細な触覚を持つらしい。だから彼らは何でもかんでもとりあえず口でシャブシャブする。丸ごと口に入るものはすぐに口内へ取り込む。

 

そして、今我が家には遊び盛りの4歳の長男と2歳の娘がいる。彼らはとにかくオモチャを床に広げる。これはもう三つ巴の攻防だ。床にオモチャを広げる長男・娘チームと、それをGetしようとする次男、そしてその流れを家事に追われながら横目で阻止しなければならない我々親チームの戦いだ。我々が圧倒的不利。もうハイハイ期とかいいから、早く大きくなってほしい。

 

そんなことを感じる、2月の終わりだった。