Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

夏休みの終わりと、日常に科学感を取り戻したい話

今日で子どもたちの夏休みが終わる。今年はどこにも行けなかった。去年は春頃からコロナ禍となり、4月は学校に行けず過ごすなど夏前まで経験したことのない生活を送っていた。だが、夏には感染症対策をしたうえでの施設の運用等がされるようになり、感染が落…

【書評】『死亡通知書 暗黒者』

死亡通知書 暗黒者 (ハヤカワ・ミステリ) 作者:周 浩暉 早川書房 Amazon 『三体』や『折りたたみ北京』などの中国SFをここ数年よく読んでいるんだが、今回読んだのは中国ミステリー。ハヤカワから出ているペーパーバック本で、アマゾンレビューも上場の本…

【書評】支援したくないような相手だからこそ、支援しなければならないという事実『どうしても頑張れない人たち~ケーキの切れない非行少年たち2』

どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書) 作者:宮口幸治 新潮社 Amazon 『ケーキの切れない非行少年たち』の続編。前作はかなり話題になっていたので、このブログでも感想を書いた。 tojikoji.hatenablog.com

【ボードゲーム】子どもたちと4人プレイする『海底探検』

外出自粛で旅行どころか日帰りレジャーまで行かなくなってしまったので、最近は家で子ども達とボードゲームばかりしている。 以前から長男とは「どうぶつしょうぎ」などの簡単なボドゲで遊んではいた。 新装版どうぶつしょうぎ ([バラエティ]) 作者:きたお …

コロコロコミック→YouTube→Amazonのコンボ

今年になってから、長男がコロコロコミックを買い始めた。 コロコロコミック 2021年 05 月号 [雑誌] 発売日: 2021/04/15 メディア: 雑誌 もともと図書館でクレヨンしんちゃんなどの漫画を借りて読んでいたので、いよいの漫画を読めるようになった!的な成長…

【書評】科学の進歩がもたらしたディストピアの歴史『禍いの科学 正義が愚行に変わるとき』

禍いの科学 正義が愚行に変わるとき 作者:ポール・A・オフィット 発売日: 2020/12/08 メディア: Kindle版 グロテスクな装丁に『禍い』なんて禍々しいタイトルだったので、戦争や兵器の凄惨な歴史を紐解く本かな〜なんて手に取ったら全く違った。 本書は「…

【書評】カモノハシのスペックと歴史『カモノハシの博物誌~ふしぎな哺乳類の進化と発見の物語』

カモノハシの博物誌~ふしぎな哺乳類の進化と発見の物語 (生物ミステリー) 作者:浅原 正和 発売日: 2020/07/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) 皆さんご存じ、カモノハシ。でも、実際はカモノハシについてどれくらいのことを知っているだろうか。 変わっ…

【書評】『カササギ殺人事件』と、「下巻、ある?」案件について

カササギ殺人事件 上 (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 発売日: 2018/09/28 メディア: Kindle版 カササギ殺人事件〈下〉 (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 発売日: 2018/09/28 メディア: 文庫 『バーナード嬢曰く。』という漫画を…

【ゲーム】長男とゲラゲラ笑いながら遊ぶ『Good job!』

store-jp.nintendo.com 前からこのソフト気になっていたのだが、12月30日からニンテンドーストアの新春セール対象になっていたので購入してみた。小学2年生の長男と一緒にプレイしているんだが、とにかく面白くてゲラゲラ笑いながら遊んでいる。

2020年に読んだ本のベスト

なんか今年はとんでもなく早かった気がする。自粛生活により日々の変化が乏しく、節目を感じるイベントもなかったからだろうか。個人的には毎年1回はフルマラソンを走っていたのに、今年はそれもなかった。仕事は部署異動で忙しくなり、家に帰るとクタクタ…

【書評】怒りが娯楽と化した現代への処方箋『「許せない」がやめられない SNSで蔓延する「#怒りの快楽」依存症』

「許せない」がやめられない SNSで蔓延する「#怒りの快楽」依存症 作者:坂爪真吾 発売日: 2020/07/01 メディア: Kindle版 本書は主にTwitterで見られる「怒り」に焦点を合わせており、異様に渦巻く怒りや歪んだ正義がいかにして発生しているかを解説してく…

【書評】恐るべきポテンシャルの生物『ハダカデバネズミのひみつ』

ハダカデバネズミのひみつ 発売日: 2020/08/15 メディア: 単行本 ハダカデバネズミについて、そのインパクトのある名前と姿は当然知っていた。だが、内に秘めた驚異的なポテンシャルについて、僕は1割も知らなかったことを思い知らされた。 その名前と見た…

【書評】中国SFのベストアルバム的アンソロジー『時のきざはし』

時のきざはし 現代中華SF傑作選 作者:江波,何夕,糖匪,昼温,陸秋槎,陳楸帆,王晋康,黄海,梁清散,凌晨,双翅目,韓松,吴霜,潘海天,飛氘,靚霊,滕野 発売日: 2020/06/26 メディア: 大型本 ここのところの中国SFブームに乗せられ、Netflixで映像化が話題になった…

4歳

次男が4歳の誕生日を迎えた。 ありがたいことに何事もなく元気に成長している。特に成長・発達に関して心配事があったわけではないのだが、それでも元気に4歳を迎えられたということは素晴らしいことなんだと改めて認識するためにも書き留めておきたい。

【書評】完全にIを超えたⅡ『三体Ⅱ 黒暗森林』

三体Ⅱ 黒暗森林(上) 作者:劉 慈欣 発売日: 2020/06/18 メディア: Kindle版 三体Ⅱ 黒暗森林(下) 作者:劉 慈欣 発売日: 2020/06/18 メディア: Kindle版 久々に止まらなくなった。夜更かししてまで一気読みしたのはいつ以来だろう。 完全に前作『三体』の…

【書評】リア充糾弾によりファシズムを学ぶ『ファシズムの教室: なぜ集団は暴走するのか』

ファシズムの教室: なぜ集団は暴走するのか 作者:田野 大輔 発売日: 2020/04/17 メディア: Kindle版 ファシズムと聞いて、なにを思い浮かべるだろうか。誰でも歴史の授業で聞いたことはあるだろう。そして、真っ先に浮かぶのはナチスだという人が多いだろう…

子ども2人連れてキャンプに行ってきた話

先日、長男長女を連れてキャンプに行ってきた。 子ども2人に対して大人1人のキャンプ。娘は初キャンプだったので、行く前からはしゃぎ回っていた。

【書評】生活を学問する。『「家庭料理」という戦場: 暮らしはデザインできるか?』

「家庭料理」という戦場: 暮らしはデザインできるか? 作者:明教, 久保 発売日: 2020/01/14 メディア: 単行本 ”暮らし”を”デザイン”するという言葉は、CMや雑誌やネットで「よく目にする」言葉だ。 ホームセンター、家具屋、ファストファッションブランドの…

【書評】格差、幼稚でキレやすい同僚、カレーパン…『下級国民A』

下級国民A 作者:赤松 利市 発売日: 2020/02/29 メディア: Kindle版 本書は「住所不定、無職、62歳でデビュー」という異色すぎる経歴を持つ著者による、東日本大震災直後の東北での復興事業に従事した経験を記したルポだ。震災関連のノンフィクションなん…

【書評】戦略の面白さの凝縮形『3000年の叡智を学べる 戦略図鑑』

3000年の叡智を学べる 戦略図鑑 作者:鈴木博毅 発売日: 2019/12/18 メディア: Kindle版 世界的に有名な戦略について、イラスト付きでわかりやすく解説してくれる本書。 本書において著者は「戦略とは追いかける指標である」と提議している。この「追いかけ…

足が痛い男は電気羊の夢を見るか?

昨日は暖かく穏やかで、外出にはうってつけの1日だったが、公園にも行けないので自宅でゆっくり過ごしていた。 とはいえ、せっかくの天気。庭で遊ばないのはもったいないので、ポブプアップテントを広げ、ウッドデッキにはテーブルと椅子を設えてお庭デイキ…

【書評】禁酒とは、自己探究であり、哲学だ。『しらふで生きる 大酒飲みの決断』

しらふで生きる 大酒飲みの決断 作者:町田 康 発売日: 2019/11/07 メディア: 単行本 僕は町田康さんの作品は未読。もちろん『告白』は知ってるし、随所で面白いという評を見るのでいつか読もうと積んでいるけど、とにかく今のところは未読。で、本書を取っ…

【書評】人生・生命・涙。テッド・チャン『息吹』

息吹 作者:テッド・チャン 発売日: 2019/12/04 メディア: 単行本 流石テッド・チャン。17年ぶりの新作で、『あなたのための物語』の高い高いハードルを余裕で越えてくれた。 まずは最初の「商人と錬金術師の門」どの書評サイトでもまずこの作品で大絶賛だっ…

子どもと一緒にホットケーキミックスでドーナツ作り

外出して遊ぶのが躊躇われるようになったので、5歳の長女と3歳の次男とドーナツ作りをした。 3歳児でも参加できるよう、とにかく簡単に済ますためにホットケーキミックス使用。でも、美味しく、楽しく作れたので作り方を書いておこうと思う。 ◆材料・ホット…

【キャンプ】広浦公園キャンプ場でキャンプをしてきた話

2月23日から24日にかけて、1泊2日のキャンプに行ってきた。 今回行ったのは、茨城県のだいたい中央にある涸沼近くの公営キャンプ場『広浦公園キャンプ場』 www.hinuma-guide.com 全面芝生で、地面もフラットで柔らかい。ペグ打ちが容易で、とてもテントを建…

スキレットでスペアリブの焼肉のタレ煮込み

焼き肉のタレが余っていて、使い道がなくて困っている。 秋頃友人を家に招き、庭でバーベキューをしたときに購入した焼き肉のタレ。残りは家で焼き肉するなり料理に使えばよろしいだろと思われるかもしれないが、ウチは長男が筋金入りの肉嫌いで、家焼き肉や…

2019年下半期に読んだ本のベスト

今年も面白い本をたくさん読ませていただきました。上半期は上半期でまとめたので、下半期に読んだ本でよかったものを5冊紹介します。 ◆三体 三体 作者:劉 慈欣 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2019/07/04 メディア: ハードカバー はい。ご存じ『三体』…

【書評】スマホ依存をやめられる人間になりたいです…『僕らはそれに抵抗できない「依存症ビジネス」のつくられかた』

僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた 作者:アダム・オルター 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2019/07/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) 薬物、アルコール、ギャンブル、SNS…依存症という言葉で想起されるものは、ネガ…

【書評】そう、人の意見は変えられないのだ!『事実はなぜ人の意見を変えられないのか-説得力と影響力の科学』

事実はなぜ人の意見を変えられないのか-説得力と影響力の科学 作者:ターリ シャーロット 出版社/メーカー: 白揚社 発売日: 2019/08/11 メディア: 単行本 本書のタイトルを見た瞬間、「ああ、反ワクチン派の人や、代替医療にハマってしまう人たちのことかな……

【書評】成功のための裏口探しの旅『サードドア:精神的資産のふやし方』

サードドア: 精神的資産のふやし方 作者:アレックス バナヤン 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2019/08/23 メディア: 単行本 18歳の医学部在学中の大学生が、ビル・ゲイツなどの超著名人たちに「成功の秘訣とは何か」をインタビューするために奔走…