Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

うちの子どもたちは全員大根とにんじんの煮物が好き

今週のお題「得意料理」

f:id:tojikoji:20171122210109j:image

うちの子たちは、みんな大根とにんじんの煮物が大好きだ。

 

僕は結婚してから料理をするようになり、子どもができるまではある程度バランスを考えつつ好きなものを作ることが多かった。豚のしょうが焼きとか、焼き魚とか、から揚げとかの普通の簡単で美味しいおかずのローテーション。実家に住んでいた時も母が同じようなメニューでご飯を作ってくれていたので、特段変わらない食生活をずっと送ってきた。

 

子どもが生まれてからも、同じような食生活を続けるんだろうなと思っていたのだが、その予想とは全然違う今の食生活を送っている。

 

ある程度は子どもの嗜好や薄めの味付けなどに傾くとは思っていたのだが、それでも作らなくなった、食べなくなった料理がかなり多い。

 

最大の理由が、長男の肉嫌い。

特に豚肉や牛肉の脂身が大嫌いで、「プルンプルンのお肉食べたくない…」と言ってしょうが焼きにしようがカレーに入れようが鍋で煮込もうが脂身部分を頑なに食べようとしない。

 

カレーや鍋はまあ、長男の皿に肉を避けてあげれば済む話だが、しょうが焼きや回鍋肉などのお肉メインのおかずを作ると、長男だけおかずに手を付けずふりかけごはんだけを食べようとする。

 

流石に自分たちが肉食べて、長男ふりかけごはんではネグレクト的な感じがして自分たちの心が痛んで仕方ないので、泣く泣く長男の好みに合わせていつしか魚や野菜中心のおかずばかり作るようになっていた。

 

そんな献立作りの経験により、食卓にはだいたいレギュラーメニューとして野菜の煮物が並ぶようになった。かぼちゃ、大根、にんじん、じゃがいもなど、だいたいは芋や根菜やキノコなどの煮物が多い。一度大量に作れば平日の忙しい晩御飯の時には暖めるだけで済むし、自分たちのお弁当にも流用できるから煮物は汎用性が高い。サッカー選手に例えればバイエルンのアラバみたいなものだ。困った時にはCBにもボランチにもなる。代表だとトップ下までこなす。そんなもんペップも重用するに決まっている。

 

で、まあレギュラーとして煮物を起用していると、そんなに者たちのなかにも好みが出てくる。

 

子どもって甘いものが好きってイメージがあるので、かぼちゃの煮物なんかは毎回「美味しく食べてほしい」という思いも込めて丁寧に作るのだが、意外と子どもたち3人共にも人気がない。だいたい作った初日はできたてのおいしさもあってある程度は食べてくれるのだが、2日目以降はほとんど見向きもされない。大人が食べるか、弁当のおかず行き。

 

だが、大根とにんじんの煮物(だいたいセットで入れる)は子どもたち3人とも大好きで、特に大根は1歳の次男が「主食は大根」と言っても過言ではないくらい現在進行形で食べまくっている。

 

「大根+にんじん+がんもどき」とかで煮物を作るのだが、がんもどきに目を向ける子どもはいない。大人にとってはがんもメインだろ!と思うのだが、味の染みたがんもどきよりも大根。とにかく大根ばかり食べる。長男はどちらかというとにんじんが好きらしく、にんじん7:大根3ぐらいの割合で食べる。大根とにんじんが先に無くなって、がんもだけが残される。

 

そうなってくると、もう大根とにんじんだけ煮ればいいんじゃないかな?とも思えてくるんだが、やっぱりある程度バリエーションのある献立を提供したいので、キノコを入れたり肉を入れてみたりこんにゃくを入れてみたり、といろいろ試してはみる。

 

が、結局子どもたちは大根とにんじんばかり食べている。豚バラ大根作っても、肉には手を付けずに大根だけ。肉が残る。

 

野菜をたくさん食べてくれるのは有難いことなので、野菜嫌いで悩んでいるパパママからすれば全然いいじゃないかと思っていただけることだろう。そもそも子どもたち3人ともちゃんと食べてくれるので、ごはん食べないって悩みを抱いたことがないだけでもありがたい。

 

今夜も、強制イベントにより得意にならざるを得なかった大根とにんじんを煮て、食卓に並べようと思う。