Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

4歳の息子と、ふたりっきりでディズニーランドに行ってしまった話

日曜日、息子とふたりっきりのディズニーランドに行ってきた。

 

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うちの職場で企画された、格安で行けるツアーパックがいくつかあり、そのなかに「同居家族も行ける格安ディズニーランド日帰りツアー」が毎年ある。


昨年までは長男が小さかったり長女が生まれたばかりだったりで参加できなかったのだが、今年は長男も4歳になったので、身重の妻とまだ1歳の娘は留守番をしていてもらい、僕と息子のふたりっきりでツアーに参加してきた。

 

ツアーと言っても、往復のバスとチケット代を格安で負担してくれるだけで、着いたら当然自由行動。ランドには開園の8時前には到着し、帰りのバスは18時半。

約10時間を4歳児といかにして過ごすか。


ディズニーランドに家族で行ったことはあるが、息子とふたりっきりディズニーは流石に初めて。事前の準備とプランニングが大切だと思い、いろいろなサイトやブログの情報を収集した。

で、特に参考にさせていただいたのが下記のブログ。

hayatooovsneko.hatenablog.com

 

はやとぅさんの場合、平日、大人3人子供2人、というだけでかなりシチュエーションは違うんだが、ブログ記事は「3歳の男の子がいかに楽しんだか」という話が中心。うちの息子を楽しませるための立ち回りを学ぶのに参考になった。

 

というわけで、チケットを持って8時前に入場口に並ぶ。

この時点でかなりの人。ファストパスをどうするか迷う。『ライド&ゴー シーク』に行くべきか、『アストロブラスター』に行くべきか。『ライド&ゴー シーク』のファストパスは朝いちの行列が凄いというのも目にしていたので、避けるべきか…

 

いざ入場すると、やはり『ライド&ゴー シーク』のファストパス行列が凄まじいことになっていた。数百人並んでいる。これだけで10分以上取られそう。
流石に「ようやく入場できた!早く遊びたい!」状態の息子を連れて10分以上面白味のない列に並ぶのはキツイので、横を素通りして『アストロブラスター』のファストパスを取りに行く。こちらはそれほど並ばずにファストパスをゲット。

 

その足でトゥーンタウンに向かうと、途中の『グランドサーキットレースウェイ』がガラガラなのが目についた。事前に見せておいたアトラクション動画だと、息子が特に食いついたのが『アストロブラスター』と『グランドサーキットレースウェイ』だったので、迷わず並ぶ。

 

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5分ほどで乗車。日頃から車大好きな息子は、運転できることに大興奮…だったはずなのだが、4歳児にはまだ難しかったらしく、全くうまく運転できずにレールにガッコンガッコン車をぶつけまくり、上手に運転できることなく終了。「なにがなんだか、わからない…」みたいな顔をしている息子。あ、あれ、なんか、もっと楽しんでほしかったな…

 

よ、よし、気を取り直して、子供たちに大人気のトゥーンタウンへ。『ロジャーラビットのカートゥーンスピン』が空いていたので、早速並ぶ。

このポップな感じなら息子も大うけしてくれるだろう…と思ったんだが、入場した瞬間、薄暗い室内にビビって「怖いの…」としがみ付いてくる息子。

い、いや、乗ったら楽しいと思うよ…?頑張って乗ってみよう、と半ば強制的に乗ってみたところ、カオスでサイケデリックな世界観で意外に怖いことを思い知る。降りた後の息子はただ「怖かったの…」と繰り返していた。ご、ごめんよ…

 

入園から1時間足らずで落ち込んでしまった息子を慰めるべく、ポップコーンをバスケットで購入。ポップコーンを食べて元気を取り戻す息子。
ファンタジーランドへ向かい、『イッツアスモールワールド』へ。男の子にはちょっと退屈かもな…という懸念は消え、楽しそうに踊る人形たちを真剣に眺める息子。

退出すると、「パパ、息子くんはお歌好きなの…」とご満悦な様子。あー、そうか、こういうのが好きなのか。

 

そろそろ『アストロブラスター』のファストパスの時間が迫ってきていたので、ちょっと休憩を挟んでから『アストロブラスター』へ。

ここも建物に入ると薄暗くて物々しい雰囲気。入った瞬間に息子は「怖いの!」モード。途中のバズの大型人形などにも目もくれず、ひたすらパパにしがみ付いたままアトラクションに搭乗。
パパにしがみ付く息子に対し、ほら、これで敵を撃つんだよ!と備え付けの光線銃を撃ってみせると、息子もやりたくなったのか光線銃を手に取り打ち始める。おお、ようやく楽しんでくれてるな、と思い『アストロブラスター』を満喫。
アトラクション終了後、楽しかった?また乗ろうか?と聞くと、「もう乗らない…」
…うーん、楽しくはなかったのかな。

 

ここで、次のファストパスをどうするか悩む。『ライド&ゴー シーク』と『プーさんのハニーハント』はファストパスでの入場時間が18時以降。帰りのバスに間に合わない。『ビッグサンダーマウンテン』『スペースマウンテン』は多分まだ無理。『ホーンテッドマンション』は事前に見せたアトラクション情報で「乗りたくない」宣言されている。


あとは『スプラッシュマウンテン』か『スターツアーズ』くらい。参考にしたはやとぅさんのブログだと、『スプラッシュマウンテン』は3歳児でも楽しんで乗れたとのことだったが、事前に見せた動画だと『スターツアーズ』のほうが「乗りたい」と言っていた。悩んだ挙句『スターツアーズ』のファストパス取得。身長制限もギリギリクリア。あとは楽しめるかどうか。

 

その後、早めの昼食をとり、『ウエスタンランド・シューティングギャラリー』などを少し楽しんだ後、ファストパスを取っていた『スターツアーズ』へ。

予期していたことだが、『アストロブラスター』と同じく薄暗い室内でビビりまくる息子。だがさっきよりはマシで、自力で乗車し、3D眼鏡もかけていざスタート。

完全に硬直する息子。

アトラクション終了後、涙目で「怖かったの…」と訴える息子。おお…本当にごめんよ…変な賭けをせずにやめとけばよかったよ…

 

陽射しも強く気温も高くなってきたため、アイスなどを食べてしばらく休憩。早起きした息子はひと眠りし、ちょっと元気になった様子だった。この時点で14時くらい。


穏やかな乗り物系のほうが楽しめるんだろうな…と思い、乗りやすそうなアトラクションを探すが、ウエスタンランドを航行する『蒸気船マーク・トゥエイン号』と、ワールドバザール前からぐるっと中央広場を走行する二階建てバスの『オムニバス』がどちらも休止中。

『ジャングルクルーズ』や『空飛ぶダンボ』『ピノキオの冒険旅行』などはすべて待ち時間30~40分。


唯一待ち時間10分だったのが『ウエスタンリバー鉄道』だったので、それに乗車。

鮮やかな蒸気機関車を前に、嬉しそうな息子。走り出すと、アドベンチャーランドからウエスタンランド、クリッターカントリーへと巡る鉄道からの眺めに、とても楽しそうにしてくれた。


ああ、ようやく息子のニーズに合ったアトラクションに乗れた…と思っていたら、『ウエスタンリバー鉄道』って最後に暗い洞窟に入っていってちょっとした脅かしがあるので、そこで怖がってしまいテンションだだ下がりになってしまった。降りた時の感想はやっぱり「怖かったの…」だった。もう、乗れるやつないじゃん…

 

時間も15時くらいだったので、そろそろアトラクションは乗らずにお土産買ってまったりして終了でいいかなと思い、ワールドバザールへ。


息子は『アストロブラスター』に乗って以降、どうしてもバズ・ライトイヤーグッズが欲しくなったようで、銃や人形などがある中、何故か剣をチョイス。

 

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これが、結構値が張る。普段なら、こんな高いの買えないよ!と突っ撥ねるところだが、今のところ基本的にいい子にしてくれている点や、スターツアーズに載せてしまった罪悪感などもあり、あっさりと購入してしまった。

 

剣をゲットして超ご満悦の息子を連れ、実家や近所へのお土産を購入。そのあとはワールドバザールの『アイスクリームコーン』でアイスを買い、パラソル付きのテラス席でまったり過ごし、帰りのバスまで時間を潰そうと思っていた。

 

ここでパレード開始。『アイスクリームコーン』のテラス席からも見れたので、座ったままゆっくり眺めていた。


その時、息子が突如立ち上がり「パパ!あれを近くで見たい!早く行こう!」と、まだアイスの残っているカップを放り出してパレードに向かおうとした。


え、ええ!?パレードが好きだったの?以前家族でディズニーに行った時はパレードそんなに楽しそうに見てなかったじゃん。
そう思いながら急いでパレード鑑賞の列に近づき、息子を肩車して鑑賞。息子は今日一番の楽しそうな声で「すごい!」を連発。
ちょっと複雑な気分になったが、最後に息子が喜んでくれてよかった。

 

ランドから退園し、帰りのバスの中ではぐっすり…とはならず、ゲットしたバズ・ライトイヤーの剣を片手に「パパ、楽しかったね!」外を眺めて「パパ、スカイツリーだよ!」と一睡もせずに元気に帰ってきた。

 

クッタクタに疲れた頭で考えたのは、普段は戦いごっこやカッコいい飛行機や車などに興味のある息子でも、いざ実体験的な遊びをすると歌やパレードが好き、という、実際にやってみないと答えはわからないということ。

 

とりあえず、ディズニーランドに対しては「楽しかったね、また行きたいな!」という、親としては最高に嬉しい答えを引き出せたので、次回はもっと息子に合わせた遊びを提供してあげたいなと思った、そんな1日だった。