Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

第4回 水戸黄門漫遊マラソンを無事完走した話

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先日、水戸のフルマラソンに参加してきた。
今回は4回目の大会で、僕は1回目から全て出ている。会場が駅からすぐで、電車1本で気軽にいけるのがいい。

マラソンはあんまり好きではない、むしろ40キロ以上も走るのは辛すぎてやりたくないんだが、1回目から出てるから今年も出ようという義務感半分、運動は継続してナンボというまあこれも自分の健康に関する義務感半分で今年も出場を決意した。つまり義務感。

水戸は先の台風19号による浸水被害を受けた地区があり、今も復興に追われている。大会の開催自体が危ぶまれていたが、今回は無事マラソンの開催はされた。被災地支援の呼びかけも会場でされていたが、大会のコース上には被災の影響はなさそうだった。

天気が心配されていたが、当日の予報は曇り。まあ大丈夫だろ…と何の準備もせずに参加したところ、スタート地点で待っている間に霙が混じったような大粒の雨がドバドバ降ってきて、スタート待ちしているランナーみんなずぶ濡れになっていた。
ゲストで来ていた谷口裕美さんや増田明美さんが「皆さ~ん!祝福のシャワーですよ!」なんて言っていて、いやいやちょっと祝福にしてはキツイですって気持ちと、元オリンピックランナーにそんなこと言われたらまあ納得して走るしかないかという気持ちが入り混じった、半笑い的な感じでスタートを迎えた。そんなこと仰っているお二人ともレジェンドですから。スタート地点で拝見できただけでもよかったですが。

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スタート時点では雨が一時的に止んでくれ、暑くもなく寒くもない曇りの天気のおかげで走りやすくはあった。
しかし、個人的には圧倒的な練習不足による完走に至れるかどうかすらわからない不安しかなく、とりあえずオーバーペースだけに気をつけて、慎重に進んで行こうという石橋を叩いて走る作戦でゆっくりと走っていった。

何せ練習不足なもんで、過去参加した中で今回が一番不安だった。練習では10キロ以上を全く走ってこなかったもんだから、全体の25%消化したらあとは行けるかどうか未知数。後半の方が辛いのはわかりきってるのに、せめて半分到達したらどれくらい余力があるかさえわかってない状態。
いや、去年確かにフル走ってるけど、1年も経っちゃうと直近の練習でしか不安は解消できないわけで。

今年の1月頃は、ランニングに対するモチベーションも高くて月間走行距離も100キロに到達(それでもランニング好きの方々から見ると少ない方ですが)したりと、今までの自分の殻を破るぜ!自己記録も更新してやるぜ!って意気込みがあったのに、あっという間に尻すぼみになってしまった。自分がショボいだけなのか。そもそもランニング向いてなさすぎなのか。

そんなビビりまくりの状況で参加したマラソンだったのだが、とにかくペース配分だけに気を使っていたおかげか、最後まで大きくスピードを落とすことなく、無事5時間を切るタイムでゴール。

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ランニングは一応継続この4年くらいやっているんだが、初めて参加したフルマラソンから全く記録は伸びていない。だけど加齢によって本来ならペースが落ちるはずだと言う点を加味すれば、ポジティブな結果だったということは言えなくもないと自分を納得させている。

毎年職場の同僚何人かと出ていて、早い人遅い人様々なんだが、去年まで4時間代前半で乾燥していた人が、練習不足のせいで今年は6時間の制限ギリギリでゴールをしていた。やはり少なくても日頃から走っていたかどうかと言うことの影響は大きいらしい。

ただ、無事にゴールこそすれど、無事ではなかった部分もあったわけで。
ゴール後、足の爪を見てみたところ左右とも中指・薬指・小指の爪が全部内出血を起こしていた。
爪の中での内出血は、靴の中で足が前後にずれてつま先を圧迫することにより起こるそうで、僕はその症状になりやすいのでいつも靴紐をつま先に近い位置からしっかりと締めて足が動かないように工夫してからフルマラソンに望んでいたのだが、今年はそれを怠ってしまっていた。
マラソン完走の喜びよりも、足の爪完治までいつも1ヶ月以上かかるので、その憂鬱が勝るゴール後のひとときだった。

とりあえず、みなさんフルを走るときは足が前後に動かないように靴紐をしっかり締めましょう。そもそも動きにくいサイズのあった靴と滑り止め付きの靴下を用意するのは大切ですが。僕はそれを用意しても体質なのかフォームのせいなのか足の爪の内出血を起こしやすいので、いろいろ対策を施しておくことこそが大切ではあります。うまく対策すれば出血せずに完走できた年もあったので。