Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

きかんしゃトーマスのミュージカルを観てきた

昨日、息子を連れてきかんしゃトーマスのミュージカルを観てきた。

 
うちの息子はきかんしゃトーマスが大好きだ。毎週NHKでの放送はチェックし、HDDに録画して繰り返し観ている。トーマスのグッズも大好きで、プラレールに代表されるオモチャだけでなく、トーマスがプリントされた靴下なんかもお気に入りだ。

 

NHKで放送中のきかんしゃトーマスは、トーマスたちが主人公で人間の登場人物はそんなにいないんだが、昨日観に行ったものはミュージカルということもあって演者の人たちが話の中心だった。主役は「日本から来た新人機関士」という設定のお兄さんで、当然トーマスも出てくるんだがステージ上では派手に走り回ることもできず、それほど目立った活躍はできていなかった。だが、途中でスクリーンが降りてきてテレビと同じCGアニメで話が進む場面もあり、その時はトーマスたちがバッチリ活躍するしていた。しかし、あくまでもミュージカルなので、ミュージカルパートでは話の中心は人間の演者たちに移る。テレビと違ってトーマスを中心に話が展開していかないので、観ている息子にとって楽しめるかなと不安な面もあったが、最後まで集中して観てくれたので親としては満足できた。
 
しかし、帰ってから急に、「トーマス怖い…」と息子が言い始めて驚いた。「今日観たのが怖かったの?」と聞くと、弱々しく「うん…」と答える。HDDに録画しているきかんしゃトーマスを観ようか?と促しても「怖い…」の一点張り。
 
どうやら、ミュージカルの途中スクリーンに流れたアニメが原因のようだった。イジワルな「ディーゼル」という機関車が、線路の途切れた鉄橋から落下しそうになるのをトーマスが助けるというシーンで、大きなスクリーンによって予想外の迫力があり、落下の緊迫感、恐怖感が強く演出されていた。それがショッキングだったらしく、「ディーゼル怖いの…」と弱々しく繰り返している。確かにそのシーンでは、大人からしても妙な緊迫感を受け、周囲の子供達も「怖い!」と騒いだり、目を背ける子がたくさんいた。
 
1日経って今日、いつもなら僕が夕食を作っている最中は、ママは下の子の寝かしつけで、息子ひとりにで待っていてもらうので、その間録画したきかんしゃトーマスを観ていてもらうんだが、今日は「トーマスみたい!」とねだられることはなかった。今日もまだ、トラウマ継続中のようである。
 
良かれと思って連れて行ったミュージカルで、こんな結果になるとは思いもよらなかった。
子供にとって何が強く作用するかは、なかなか大人には予測できないな、という話。