Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

【お題】今年の庭の紫陽花の写真と、紫陽花に自分自身を重ねる僕の話

お題「今年の紫陽花の写真」

 

これがうちの庭の紫陽花。植えてから2年経った。

 

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うちにあるのは白い花が咲くこのひと株のみ。

 

植えたばかりの頃は頼りないただの枝だったんだが、こうして毎年綺麗に咲いてくれるようになった。

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好きな植物は?と聞かれたら、僕は即座に「紫陽花」と答える。

だから僕のはてなのアイコンは昨年咲いた紫陽花だし、好きだからこそ庭にも植えた。このお題は、僕にとっては紫陽花愛を語るためのまたとないチャンスだ。

 

紫陽花のイメージは?と聞かれれば、大体の人が「雨」のイメージを描くだろう。

向日葵が太陽、桜は春、コスモスは秋、梅は冬と春の間、朝顔は夏の早朝。そんなふうに、この花といえばこれというイメージがある。

紫陽花のイメージは、おそらく誰に聞いても「雨」か、あとは「梅雨」とか「カタツムリ」になるだろう。

 

そして、僕は雨が好きだ。

子供の保育園への送り迎えは大変になるし、大好きなジョギングやテニスはできなくなるし、何より癖っ毛なので雨が降ると前髪やもみあげがくるんとカールしてしまうんだが、それでも雨は好きだ。

 

本を読んだり、ブログを書いたり、料理をしたり。そんな時に、「環境音」と呼ばれる雑音があると集中力が増す。
カフェにいるときのざわざわした雑音、自然の中にいるときの、小川のせせらぎや小鳥のさえずり。そして、雨音。

 

そういう、環境音を流すためだけのアプリなんかもあるので、読書のときに利用したりもする。

 

ただ、やはり自然の雨音の方がより心地よく感じる。お茶を淹れ、お気に入りのダイニングテーブルに腰掛け、窓を少し開けて雨音を入れながら本を読む。それこそが至高と感じるので、何もない日の夜は雨が降ってくれている方が嬉しい。

 

僕自身かなりの雨男で、大事なイベントがあるとよく雨が降る。
自分の結婚式の日には、午前中は快晴だったのに午後から突然雨雲が立ちこみ始め、結婚式が終わるころに一気にスコールのような雨がザーッと降った。
こんな日まで降らなくてもいいんじゃないかな…なんて思ったが、結婚式場を出て2次会の会場へ向かう頃には雨が止み、西日に照らされた空に、きれいな虹がかかっていた。

おかげで結婚式の思い出は綺麗な虹のイメージだし、雨に対する好感度はますます上がった。雨に美化された結婚式の思い出は、まさに一生ものだ。

 

今年も梅雨入りし、雨が降る日も多くなった。

子供たちは、雨が降ると長靴を履き、小さな傘をさして楽しそうに保育編へと向かう。雨は日常の中にある楽しみのひとつらしい。

雨を楽しむ気持ちを持ったまま、成長してほしいと感じた。

 

そして、そんな雨を想起させてくれる、紫陽花が僕は大好きだ。

シーズン外は頼りなくても、みんなが憂鬱になるような時期に力強く、美しく咲き誇り、雨の多い時期でも紫陽花が見れるからいいものだと思わせてくれる。

そして、付きまとう雨のイメージを、雨男である自分自身に重ねる。

 

だからこそ、僕は紫陽花が好きだ。

 

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