Under the roof

三児の父が育児、家事、読書のこととか書きます

キャンプデビューをしてきた話

先日キャンプデビューをしてきた。

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以前から小学1年生になる長男にキャンプに行ってみたいとせがまれていたので、じゃあちょっとグッズでも揃えてキャンプにでも行ってみようかと思い、Amazonで『キャンプ』と名付けた欲しいものリストを作った。

テントや寝袋や焚き火台を、レビューを参考に放り込み、少ない小遣いからコツコツとグッズを買いそろえていった。

で、ようやく先日キャンプ場デビューを果たすことができた。

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ちなみに僕は、キャンプデビューしときながらこんなこと言うのはどうかとも思うが、子どもの頃からアウトドアが苦手だった。

今も地方に住んでいるが、生まれ育った地元はコンビニも近くにないような超ド田舎だったため、金を払ってまで野外で過ごして日常の喧噪から解放されたいという気持ちが理解できなかったからだ。その頃は涼しい屋内でゆっくり読書やゲームをすること以上に楽しいことなどないだろうと思っていた。

ただ、人間の考えは変わるものだ。家の中で読書するのも今でも好きだが、たまには屋外で、仕事と家事と育児とから解放されたゆっくりとした時間を過ごしたい。いや、子どもとキャンプに行ったら育児時間からの解放なんてないのだが、それでもいつもと違う環境で好きなことをしてみたい、って感情が湧くようになった。

というわけで、先日は友人と二人で、子ども抜きでまったりと過ごすのを目的にキャンプデビューをしてきた。

 

やってみると、これがまあ、よくわからない。

「楽しい」って感情とはちょっと違った。子どもがいなくて、好きなもの食べて好きな酒飲んで好きなことだらだらしゃべって好きな時間に寝る。そんな状況が新鮮というか、今までにない開放感だった。
楽しくなくはない。だけど、何が楽しいかと聞かれると困るような状況というか、ただ時間が流れていくのがいいというか。なんかキャンプのなんたるかを掴んだような言い方だが、そんなこともないと思う。今のところただ失敗せずにこなせただけ。

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もともと料理とお酒は好きなので、焚き火をしながらピラフとアヒージョを作ってゆっくり飲みながら食べているだけで楽しかった。あ、楽しかったのか。いや、よく考えると別にそんなに感情に起伏はないのだが。まあ、楽しかったんだろう。

とりあえず、そのとき作ったピラフがべらぼうにうまくできたので、その作り方も書きたかったのだが、写真をほとんど撮らないでしまったので次回キャンプの時にもピラフを作って、ここでレシピ公開的なことにしたい。次回いつ行くかわからないし、次回うまくピラフできるかどうかわからないけど。

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とりあえず、焚き火は楽しかった。あ、やっぱり楽しかったのか。でも準備とか面倒だったな。ただ木を燃やすだけなのに、なぜあんなに準備して、ひたすら燃やして、それが終わって。一体何だったんだろう。焚き火の炎は心の安らぎって言うけれども、自分に残っているのは「ああ、燃えてるな」って気持ちばかりだ。むしろうまく燃やすことばかりに気を取られてあんまりゆったりと楽しむことはできなかったと思う。「子どもが焚火に近づいたら危ないだろうな」とも考えていた。向いてないんだろうか。