【書評】生活を学問する。『「家庭料理」という戦場: 暮らしはデザインできるか?』
”暮らし”を”デザイン”するという言葉は、CMや雑誌やネットで「よく目にする」言葉だ。
ホームセンター、家具屋、ファストファッションブランドの店頭展示ではシンプルでモダンなデザインの家具、服、キッチン用品の展示を目にする。
おしゃれなワンプレートのランチで楽しそうに談笑する家族。対面式のキッチン。日当たりのいいリビング。
ステレオタイプなイメージだが、憧れを抱く生活には一定のパターンがあるように感じる。丹念にデザインされたそれは、所謂「生活感」というものを感じさせないことが多い。テーブルや床に物が溢れ、統一感のない食器や家具を使う生活とは一線を画したものだ。
続きを読む【書評】戦略の面白さの凝縮形『3000年の叡智を学べる 戦略図鑑』
世界的に有名な戦略について、イラスト付きでわかりやすく解説してくれる本書。
本書において著者は「戦略とは追いかける指標である」と提議している。この「追いかける」という表現が大切で、仮に指標を定めた後でも「追いかけている途中」ならその指標は柔軟に変えるべきだとしている。
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戦略はあくまでも最終的な成果に達するための指標であって、むしろ達成困難な状況となったときに「追いかける先」を変更する、つまり戦略の変更を適宜行うことが大切なのだ。その場しのぎになったり、ひとつの戦略に固執してしまうのは良い成果を生むことにならない。
じゃあどういう戦略をとるのがいいのか?となったときに、本書に掲載された様々な戦略が役に立つだろう。「孫子の兵法」から「ブルー・オーシャン戦略」まで、つまり古代戦争から現代ビジネスまで幅広く網羅してくれている。特に「ブルー・オーシャン戦略」は対となる「レッド・オーシャン」まで含めて、なんとなく言葉は知っているけど内容は詳しく説明できないな…という僕のような意識低い社会人にとってはとてもありがたい解説書となってくれた。
ありがたいのはとにかく広く浅くなので、概要をとりあえず本書で掴んでおいて、そのうえで専門書に繋ぐというハブ的な役割を果たしてくれるところだ。参考文献のリストも掲載されているので、何を読めばいいかわからないということにもならない。
ビジネスだけでなく、人生の行き詰まりにも役立つと言っても過言でないだろう。なんとなくパラパラ読んでいるだけでも充分面白い。とりあえず本棚に置いておきたい一冊。
足が痛い男は電気羊の夢を見るか?
昨日は暖かく穏やかで、外出にはうってつけの1日だったが、公園にも行けないので自宅でゆっくり過ごしていた。
とはいえ、せっかくの天気。庭で遊ばないのはもったいないので、ポブプアップテントを広げ、ウッドデッキにはテーブルと椅子を設えてお庭デイキャンプをすることにした。
狭い庭だが、外に出ているだけで子どもたちのテンションは上がる。3歳の次男はストライダーにまたがり、グルグルと走り回った挙句、僕の車に突っ込んでいた。勘弁してくれ。
【書評】禁酒とは、自己探究であり、哲学だ。『しらふで生きる 大酒飲みの決断』
僕は町田康さんの作品は未読。もちろん『告白』は知ってるし、随所で面白いという評を見るのでいつか読もうと積んでいるけど、とにかく今のところは未読。
で、本書を取った理由は町田康ファンだからということではなく、禁酒に興味があったから。というか自分もできることなら禁酒したい。その思いだけはずっと持ち続けているが、今のところ成功したことがない。
子どもと一緒にホットケーキミックスでドーナツ作り
外出して遊ぶのが躊躇われるようになったので、5歳の長女と3歳の次男とドーナツ作りをした。
3歳児でも参加できるよう、とにかく簡単に済ますためにホットケーキミックス使用。でも、美味しく、楽しく作れたので作り方を書いておこうと思う。
◆材料
・ホットケーキミックス 200g
・卵 1個
・砂糖 大さじ2
・水か牛乳か豆乳 大さじ1
・サラダ油 大さじ1
・揚げ油 適宜